2020年度 経済理論学会 第68回大会の開催について

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  • 経済理論学会第68回大会ウェブサイト(日本語)が開設されました → https://hokusei68.jimdosite.com

  • 経済理論学会第68回大会ウェブサイト(英語)が開設されました(英語分科会申込希望者はリンク先ウェブサイトのSubmittion Formから申し込んでください) → https://jspe.jimdosite.com

大会関連の詳しい情報につきましては、上記サイトでご確認ください。
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2020年度経済理論学会第68回大会の開催について

 

2020年2月11日

第68回大会実行委員会委員長 勝村 務

大会実行委員会連絡先Phone: 011-891-2731(代表)

E-mail: hokusei68 (at) gmail.com

 

 

 

1. 日時と場所

 2020年度経済理論学会第68回大会は、本年10月24日(土)・25日(日)の両日、北星学園大学(北海道札幌市)において開催されます。

 

2. 共通論題

 202021日に開催された幹事会の討議を経て、本年度の大会の共通論題は「少子化と現代資本主義」といたしました。

 資本主義経済がもたらした物質的豊かさは、乳幼児死亡率の低下と平均余命の延長を通じて、人口を爆発的に増加させました。多産多死から多産少死への移行は、やがて、少産少死へと至る人口転換をたどり、現在、先進各国では少子化による人口減少が危惧されるようになっています。かつて人口問題といえば、人口爆発が宇宙船地球号の環境を破壊してしまうのではないか、という人口の増加を問題視するものでしたが、現在では、地球規模では途上国を中心に人口爆発が続く一方で、先進各国を中心に定着しつつある少子化を食い止められるのかが新たに課題となっています。

 日本の場合、1970年代より合計特殊出生率は人口置換水準とされる2.07を下回っていますが、人口の自然減が始まったのは2000年代に入ってからでした。そして、2016年には社会増が自然減を補うこともできなくなり、ついに人口減少が始まっています。合計特殊出生率は、最低だった1.26からは回復し、現在は1.43ですが、親となる世代の人口もすでに少ないことから、出生数の減少は深刻です。国立社会保障・人口問題研究所の将来推計によれば、2053年には日本の人口は1億人を切り、その10年後には9千万人も割ることになるようです。日本の希望出生率は現在1.8であるとされており、政府は1.43 をまずこの1.8まで回復させることを目指していますが、そもそも1.8自体が人口置換水準を下回っており、人口減少の傾向は、当分、続きそうです。合計特殊出生率が人口置換水準を下回っているのは、先進各国共通の課題となっています。

 経済とは社会的再生産、すなわち、社会が維持される営みのことであるとすれば、先進国において少子化の傾向が定着してしまうということは、発達した現代資本主義が経済体制として成り立ちえていないことを示すものであるとも考えられます。経済理論学会に集う経済学諸学派は、資本主義の特殊歴史性の解明に関心を寄せ、現代資本主義の構造的把握を目指しています。このような問題関心を共有する理論・実証両面の研究者を擁する当学会にとって、現代資本主義のもとにおける先進国の少子化は、総合的な分析を挑むのに相応しいテーマであると考え、今大会の共通論題として設定いたしました。

 少子化が現代資本主義にどのような影響を及ぼしつつあるのか、また、現代資本主義のどのような特色が少子化の傾向の定着をもたらしているのか、その両面について、地域経済・日本経済・各国経済・世界経済といったさまざまな次元、さらには、資本蓄積・労働・財政・社会保障・公共インフラ・ヒト/モノ/カネの移動・環境などの諸領域に、少子化という視角から光を当てることで、現代資本主義の病理と課題を浮き彫りにするような実証的な知見を報告としてお寄せいただき、議論することができれば、と考えています。また、ジェンダーや家族について当学会とその周辺で重ねられてきた議論が少子化の分析にいかに援用可能かという点も、検討したいところです。

 マルクスは、マルサス人口論を批判し、相対的過剰人口の概念を鍵とする資本主義的人口法則論を提起しました。その議論は、人口の絶対的な増減を議論の焦点とするものではありません。しかしながら、資本主義が地球上の各地域に人口爆発をもたらし、その後も各地で人口の増加が続いていたこともあり、マルクス人口論や資本蓄積論、さらにはそれに基づく景気循環論の議論の背景には、人口は絶対的に増加傾向にあるものという想定が滑り込んでいたようです。資本主義的人口法則論・資本蓄積論について、また、景気循環の形態の変容について、少子化・人口減少という視角からの理論的再検討が必要であると考えられます。

 今大会の共通論題では、上記のような理論・実証両面での研究をご報告いただきますと共に、経済学史研究の視点や社会学等を基礎とする人口学研究の立場からのコメントを頂戴することにより、より立体的に議論を深めることを企図しております。

 社会の存立を危うくしかねないような少子化という課題に対し、経済体制としての資本主義の特殊歴史性に関心を寄せる経済学が培ってきた知見を動員することで、現代資本主義の構造的解明をさらに深めていくために、今大会の共通論題をその端緒となる契機とできれば幸いです。

 共通論題でのご報告や議論へのご参加をお願いいたします。

 

3. 分科会

 分科会に関しては、下記のように編成します。

(1)問題別分科会として、ジェンダー、オルタナティヴ社会、現代の労働・貧困問題、開発、環境、経済学説史・思想史、経済史、現代資本主義、資本主義の基礎理論の設置を予定しています。また、特設分科会として、『資本論』関連、震災関連の設置を予定しています。会員3名(2名ないし4名は不可)が自薦により、セットで申し込むことも可能です(報告者3名のうち、1名に限り、非会員も可)。

(2)会員諸氏からの自由テーマでの報告希望にもとづき、幹事会でテーマ別の一般分科会を編成します。例年通り、共通論題の報告希望が多数の場合には、関連分科会を設置します。書評分科会(非会員の著作も可)も設置します。会員3名(2名ないし4名は不可)が自薦の形でテーマを設定し、セットで申し込むことも可能です。

(3)国際分科会は、日本国内の会員及び外国の会員・非会員からの自由テーマでの報告申込みを受け付けます。次の情報を含めて、インターネット(https://hokusei68.jimdosite.com)を通じて申込みを行ってください。:(a) Name (First, FAMILY), (b) Email Address, (c) Postal address, (d) Academic affiliation, (e) The title of the proposed paper, (f) An abstract (up to 500 words)。英語以外の外国語での報告をご希望の方は別途ご相談ください。締切りは、2020年5月7日(木)です。

(4)各報告にコメンテーターをつけます(ただし、書評分科会、国際分科会を除く)。報告希望者は各自でコメンテーターを依頼し、承諾を得てください。

(5)報告者は、氏名のローマ字表記と報告論題の英訳もあわせて提出してください。なお、セット企画の場合は、テーマ・タイトルや責任者(英文と和文)を連絡してください。

 

4. 大会関連会員向け連絡方法

 第61回大会以降、大会関連会員向け連絡方法を以下のようにすることが幹事会で了承されました。本年もそれを踏襲いたします。

(1)大会報告希望・推薦アンケート

 『季刊 経済理論』4月号と学会ホームページおよびJSPEメーリングリストで告知し、会員はインターネットあるいは郵送(自己負担)で回答する。

(2)プログラム・出欠アンケート

『季刊 経済理論』7月号と学会ホームページおよびJSPEメーリングリストで告知し、会員はインターネットあるいは郵送(自己負担)で回答する。

(3)報告要旨集

 大会ホームページに報告要旨集のpdfファイルを掲載し、ダウンロードを可能にする。大会当日、大会参加者には冊子を配布する。

 

5. 大会報告の申込み方法

 共通論題または分科会の報告を申し込まれる会員(セット企画の場合は代表者)は、アンケート項目に回答をお願いします。回答は、インターネットまたは郵送のどちらかで、2020年5月7日(木)までにお願いします。

•インターネットによる回答の場合は、経済理論学会ホームページ内の「大会案内」(本ページ)より大会ホームページにアクセスし、必要事項を入力した後、送信してください。

•郵送による回答の場合は、はがき等に、本ページ下部アンケート項目を記入し、下記の宛先にお送りください。郵送料は自己負担でお願いします。

〒004-8631 北海度札幌市厚別区大谷地西2-3-1 

北星学園大学経済学部 柴崎 慎也研究室気付

経済理論学会第68回大会実行委員会

 

6. 大会参加費等の支払いについて

 大会当日は受付が大変混雑します。スムースな大会運営のため、参加費および懇親会費の事前申込みにご協力ください。

  1. 事前申込みの場合は、本年9月25日(金)までに事前申込み参加費2000円の振込みを完了してください。事前申込みの振替用紙については、『季刊 経済理論』7月号に同封いたしますので、確認のうえ、ご利用ください。9月25日を過ぎますと振込みができなくなります。25日を過ぎての申込みは、当日申込みのみを承ります。
  2. 当日申込みの場合は、当日申込み参加費3000円を受付にて現金でお支払いください(お釣りのないようにご準備いただければ幸いです)。
  3. 懇親会費は事前申込み、当日申込みともに5000円です。事前申込みの場合は、事前申込み参加費2000円とあわせて7000円の振込みを完了してください。当日申込みの場合は、5000円を受付にて現金でお支払いください。
  4. 大会両日の昼食につきましては、学内生協の食堂をご利用いただけます。

 

7. 大会報告原稿の提出と締切り日の厳守

 報告者は報告要旨(A4、1ページ)と報告本文(A4、20ページ以内)について、所定の書式用紙(テンプレート,Wordファイル)に記入したものとPDFファイルの両方を、大会実行委員会に提出してください。テンプレートはこちらからダウンロードしてください。

•報告申込者には、2020年5月7日(木)以降、大会報告原稿の提出等について、詳しいご案内をいたします。

•締切り日は、2020年9月4日(金)までとします。期日までに報告要旨の提出がない場合は、報告辞退と見なされますので、ご注意ください。

 

8. 大会報告要旨集

 報告要旨集に関しては、大会参加者には、冊子体の報告要旨集を大会当日、受付にて配布します。報告要旨集の事前郵送は行いません。事前に報告要旨集をご覧になりたい方は、9月中旬以降大会ホームページにアクセスし、報告要旨集pdfファイルをダウンロードしてください。

 

9. 若手研究交流会の実施

 若手研究者・院生・学生(非会員を含む)の研究交流につきましては、詳細が決まり次第、学会HP、メーリングリストでお知らせします。

 


 

 

大会報告・名簿記載事項変更・会員著作アンケート

 アンケートの回答方法は,「5. 大会報告の申込み方法」に記載している通り,インターネットまたは郵送でお願いします。このアンケートは,会員名簿記載事項の変更通知と,会員の過去1年間の著作調査も兼ねていますので,これらに該当する方も下記項目1と4に回答をお願いします。

 

1. 会員の氏名・住所・電話・E-mailなど(2020年4月現在)

  氏名

  所属

  住所 〒

  電話番号

  E-mailアドレス

 ※会員名簿記載事項の変更   有/無 (どちらかを選んでください)

 

2. 共通論題報告申込み

 ①自薦か他薦か(どちらかを選んでください)

・自薦の場合は、②論題、③報告要旨(200字以内)、④関連業績、をご記入ください。

・他薦の場合は、②他薦報告者の氏名と所属、③本人了承の有無、④関連業績、を記入してください。  

 

3. 分科会の報告申込み

  ①分科会の種類(報告を希望する分科会を下記から選んでください)

   共通論題関連分科会 問題別分科会 特設分科会 一般分科会 書評分科会 

 ただし、都合により希望の分科会に配置されない場合があります。

なお、セット企画の場合は、タイトルや責任者名[英文と和文]を連絡してください。

  ②論題(日本語)

  ③氏名のローマ字表記と論題の英訳

  ④報告概要(200字以内)

  ⑤関連業績

  ⑥予定コメンテーターの氏名、所属と本人了承の有無

 

4. 会員の過去1年間の著作について

 2019年4月から2020年3月までに刊行された単行本に限る。院生会員については論文でも可。著作一覧を『経済理論学会ニュース』に掲載する予定です。

 表題、出版社名、発行年月日、著者名(共著者名も記入してください。編著者、編者の場合はそのことを付記してください)